鹿部駅 (函館本線)
◆自衛隊の演習場が近くに在る鹿部駅
駒ケ岳の麓の東側の太平洋沿いをぐるりと回るような路線の砂原支線。渡島沼尻駅近辺は樹海がひたすら続いているようである。次の鹿部駅に向かうのだが、その道中もまた樹海が延々と続くのであった。そして目印であるゴルフ場の大きな看板が見えたので、山側の方に右折して坂をかなり上っていくと鹿部駅に出た。駅周辺は民家もまばらで、かなり寂しいところのようである。地図で確認すると、駅裏の駒ケ岳の裾野に陸上自衛隊の演習場があるようであった。しかし、演習中ではないようでドンパチする砲弾の音は聞こえず、至って静かな鹿部駅であった。
駅前について、ふと駅舎を見たところなんだか見覚えのある駅舎で、先ほど立ち寄った渡島砂原駅とそっくりだった。思わず渡島砂原駅に戻ってきたかのような錯覚に捕らわれるほどで、すぐに駅表札を確認するもやはり「鹿部駅」と書かれていたのでホッとする筆者があった。大きな古い駅舎はなかなか風格がありどっしりと構えていて旅人の心を癒し、あたたかい温もりさえ感じるようであった。駅舎を出てホームに出ると広大な駅構内が見渡せる。島式1面2線のホーム上に待合室も設けられているようであった。広大な北海道の旅情にふさわしい鹿部駅と言えるのではなかろうか。
スポンサードリンク
Copyright (C) 2007 北海道の駅へ遊びに行こう! All rights reserved.