流山温泉駅 (函館本線)

◆200系東北新幹線が待合室の流山温泉駅

大沼の湖畔沿いに次の流山温泉駅に進んで行く。駅への曲がり角を直進してしまい通り過ぎてしまった。変だなぁと思いながら道端にあった牧場に人がいたので流山温泉駅の場所を尋ねてみると「新幹線の駅だな」といって場所を教えていただき助かった。それにしてもなんで新幹線の駅なんだろう???と疑問に思いつつ駅に近づいてきた。

流山温泉駅は凄く広い場所にあって広大な温泉の施設の片隅にある駅のようだった。駐車場に車を止め、そこから駅まで約200mほど離れていて徒歩でしか行けないようであった。逆光だったがここから見る駒ケ岳の景色は凄く雄大で見事だった。駅も遠くに見えているのだが逆光だったので駐車場から新幹線が見えているにもかかわらず、かなり判り辛かったのだが駅へと段々近づくにつれ、その雄姿を確認することができたのだった。

これで牧場の人が言った言葉がようやく理解できた。本物の200系新幹線が待合室代わりに設置されている凄い駅のようだ。しかも2両もあり、先頭車とグリーン車が連結されたまさに新幹線の駅である。古びた貨車駅をたくさん見てきたが、こんな豪華な車両駅は初めて見る。というか、日本全国の駅を回っても新幹線車両が待合室になっている駅なんてほかには無いのではなかろうか。

利用客も少なそうな寂しそうな流山温泉駅。ただ近くに温泉施設だけがあるようで、民家などは見当たらない。温泉利用者以外の人の駅利用はあるのかどうかは疑問であった。そんな駅に新幹線なんて意味があるのだろかと思ったのだが、温泉施設の一部にも貨車が使われていたり、鉄道関係の備品などがあちこちに置かれているようであった。ここのオーナーは筆者など足元にも及ばない凄い鉄マニのようだと推測できるのであった。。

流山温泉駅は2002年開業の新しい駅である。この温泉施設だけのために駅があるとしか思えない非常に変わった駅であるとともに、景色も抜群で新幹線のお出迎えのある凄い駅と言えそうだ。

 

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